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LM380 1Wアンプ その1 [LM380]

 まず小さなアンプからスタートです。私は普段PCを使っている時に、オーディオ・インターフェースを使ってインターネットラジオで音楽を聴いています。机の上に置いて音楽を聴くのに1W+1Wというのは丁度いいです。
amp-lm380-7b02_0001.png

回路図の上で左クリックすると大きな回路図を見られます。大きすぎたら、部面の上でもう一度クリックすると丁度良く縮小します。

 パワーアンプにはLM380、プリアンプはNE5532を使います。
 LM380は1975年にはもうこの世に有ったほどの古いICですが、外付け部品が少なく、ヒートシンクも要らない、安い、簡単にそれなりの性能の小さいパワーアンプを構成できる、現代でも有用なICです。ただし、高級品ではありません。高性能を追求される方には向きません。元々ラジオ用の石です。
 しかし、このラジオ用の石も電源や配線に注意して、なおかつ安くても良いスピーカーを使えば、けっこう良い音で鳴ります。これはソリッドステート・アンプとしては当たり前の事かもしれません。ある意味では(乱暴ですが)LM380もディスクリートの100Wアンプもほぼ同じような物です。超ロングセラーですが、残念なことに生産終了となるようです。
 実は、私は20年ほど前にこのICを買ったのですが、そのままずっと部品箱にしまっていました。今回1Wアンプが欲しいなと思い、やっと日の目をみたのでありました。いざ使ってみると、少し問題も有りましたが、最後にはだいたいイメージどおりのアンプができました。使い方が分かるとなかなかいいICです。気に入ったので、また新たに少し買っておきました。秋月で120円です。
 電源にはACアダプターを使います。もちろん電源トランスを使ってちゃんとした電源回路?を使うこともできますが、1Wアンプごときに電源を作るのもめんどうさい。また、1Wアンプとは言え、電源トランスはそれほど小さくはなりません。今回考える小型アンプには邪魔なサイズです。
 そこで、ACアダプターです。最近のACアダプターはAC/DCコンバータが使われており、小型で値段も安くなりました。一昔前までは電源に乗るノイズが多かったものもありましたが、今はとても良くなりました。注意点としては、アンプで消費する電流がアダプターの最大電流値を、絶対に超えない範囲で使います。もし最大電流値を一瞬でも超えると動かない、と某お店の注意書きにありました。
 このアンプでは、8Ω負荷で1W+1Wなので、大きな音を出した瞬間に電源は2チャンネル合計で1Aのピーク電流が流れる、ということになります。その時に最大電流を超えないよう、ACアダプターは余裕を見て12V2Aを使います。実際のところ2Aは必要ないかもしれませんが、まあ値段も1Aとそう変わらないし、気分も良いので2Aを使います。
つづく

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